WordPressを直接導入

最近はMicrosoft AzureやさくらサーバーでWordpressの簡単設置機能があるため、直接導入の方法が分からない人が見受けられる。

知っている人にとっては何を今更・・・といった記事です。

とは言え、自分も久しくWordpressの導入をやっていないので、備忘録がてら、直接の導入方法とついでにマルチブログ(サブディレクトリのみ)の方法を書いておくことにします。

 

以下はサーバーやDNS設定、Apache、PHP、MySQL等の設定は既に整っていることを前提にしときます。

また、こちらではRPMを使用した方法ではなく、一般的な導入方法になるのでご注意ください。

なお、今回はドメインルート直下に入れることを前提として話を進めます。

 

導入手順

 

1.Wordpressを公式サイトよりダウンロード

 

 

ファイルの設定

ダウンロード完了後、ダウンロードしたファイルを解凍する。

更に解凍したディレクトリの中の「wp-config-sample.php」をコピーして「wp-config.php」に変更。

 

 

続いて、「wp-config.php」を開いて編集。

説明はコメントで書いてあるので多分大丈夫だと思いますが、一応素人さん向けに補足だけ書きます。

 

wp-config.php

//ファイルの27行目付近
 
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'database_name_here'); //←よくある間違いで、ここにデータベースサーバー名を入れる方がたま~にいます。
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'username_here');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'password_here');
/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'localhost'); //←共用サーバーを利用している場合は、データベースサーバー名といったほうがわかりやすいかも。
/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */
define('DB_CHARSET', 'utf8'); //←データベースがshift_jis等、異なるエンコードの場合は指定。
 
//ファイルの72行目付近
$table_prefix = 'wp_'; // テーブル名の接頭語。データベースが1つしかないサーバーに複数WPを設置する場合は変更。(ロリポさんとかが代表的)

 

設定ファイルの編集は以上です。

続いてアップロードをしましょう。

 

3.ファイルのアップロードとアクセス

FTPソフトやオーサリングソフトのFTP機能を利用してサーバーにWordpressの一連のファイルをアップロードします。

 

 

アップロードが完了したら、http://(ドメイン名)/wp-admin/にアクセスします。

すると、http://(ドメイン名)/wp-admin/install.phpにリダイレクトされ、セットアップ画面が確認できると思います。

 

もし、以下の表示が出た場合、wp-config.phpの設定が間違っているので修正しましょう。

 

 

ちなみに、HTTPエラー500が出た場合は、PHPのエラーです。

wp-config.phpの設定中に消さなくてもいいコードを消してしまった恐れがありますので、もう一度wp-config.phpを見なおしてみましょう。

 

4.Wordpressの設定

正常にセットアップ画面が開いたら、画面のそれぞれの項目を入力していきます。

 

 

サイトのタイトル

ホームページ/ブログのタイトルを入力します。<title>に当たる部分です。

 

ユーザー名

管理画面でログインする際に使用するユーザー(アカウント)名です。

ここで登録したユーザーは管理画面の全てを触れる特権管理者権限が自動的に与えられます。

複数のユーザーを登録したい場合は、管理画面から後から追加・変更・削除が可能です。

 

パスワード

管理画面でログインする際に使用するパスワードです。

言わずもがな、きちんと保管しましょう。

 

メールアドレス

ここに登録したメールアドレスへWordpressのアップデートや記事にコメントがついた際などに告知が来ます。

 

検索エンジンでの表示

サイトに検索エンジンのクロールを許可するかを設定します。いわゆるnoindex設定です。

これをチェックした場合、検索エンジンがクロールしてきても拒否されます。

サイトの公開前や制作中などで、まだサイトを見られたくない場合はチェックを推奨します。

別に見られてもいいなら、チェックを外した状態にしておきます。

後で管理画面で変えることもできるのでこの設定はお好みで。

 

設定が終わったら最後に「wordpressをインストール」のボタンを押しましょう。

そして、最後にきちんとログインできるか確認しましょう。

 

以上でWordpressの導入は完了です。

WordPressの導入はあまり難しい設定をせずにできるのでいいですね。

Magento2さんもいずれこうやってインストールできる日が来るか・・・!?

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