国道365号線から福井県道4号線経由で国道305号線(越前海岸)のコースをプチツーリング
2018年~2019年の冬は暖冬で雪が少ないな~とか言われていたが、寒いもんは寒かった。
その上、色々すったもんだとあったので新年にもなかなか踏み出す元気がなかったが・・・。
ようやくこの時期がやってきた。
バイクのシーズン到来だ!
春先にちょこちょこと乗ってはいたものの、今回は久しぶりに走行距離130km程度の短いツーリングを決行した。
・・・まぁ、いつものツーリングならそれの倍程度は必ず走っているが・・・このGWは天候がどうも危ういようで。
途中で降られてずぶ濡れのボロ雑巾みたくなって、路地裏の濡れ鼠みたくトコトコ走るのもスタートの皮切りとしては大いに良くない。
体の慣らしと様子見って大事だよね!(実は昨年にアップした記事以外に、ずっと過去とあわせてそこそこ色々走っていたので、ルートが余り思い浮かばなかっただなんて言えない。)
ま、まぁ、今回のコースは記事題に書かせていただいた通り。
国道365号線から北上して福井を目指し、福井県道4号線(ここは一応未知の道)を経由して、海沿いである国道305号線に行く。そして、最終的に国道8号線(いつもの道)で帰還といった形で走ってきた。
上の写真は既に余呉辺りを越えてるさなかのいわば道中。
昔は結構面白い道だったんだけど、
今はこんな感じで一本道のトンネルが通っている。
これはトンネルを抜けた後に撮ったものだが、右手に見えるのが旧道。
旧道入口付近は駐車帯大にスペースが空いているので、少し停車させていただいた。
ちなみに、この旧道に入る道は既に封鎖されており、ガッチリフェンスでガードされているのでバイクでも今は入れなくなっている。
ここはバイクの免許を取り立ての頃に何度も走ったことがあるので、少々寂しく感じる。
まぁ、けど。
こうして、普通にトレッキングだったりとか、山菜採りだとかで出入りしている人は結構いるみたいだけどね。
ここに限らず、旧道ではどこでも実にありふれた光景である。
そんなわけで更に進んで365号線。
場所は移って滋賀北部と福井の県境。
青くてデカい綺麗なWelcome看板が唐突に登場する。
奥に新しく舗装された道が見えるのがわかるだろうか。
俺も「あれ?いつの間に新しく舗装されたんだ?新しい道がまたできたのか?」と思った。
パッと見、これだけならこの先もきちんとした道が続いてると思うよね?思うよね?
そんなことはなかった!!
これは道のごくごく一部だが、この先しばらくこういう道が続いている。
ちなみにこの道。
平日は10tトラックとかダンプカーとか普通に走っています。
ワインディングロードだ!Yeah!!とか思ってハイテンションで走っていると、普通にあの世に行けます。危ないので絶対にやめましょう。
そして、道の締めには極めつけ。
魔のヘアピンカーブ。
写真だと伝わりづらいけど、結構な高低差と傾斜があります。
慣れればアクセルワークとペダルブレーキの操作で何とか定速で行けるようにはなりますが、必ず減速しましょう。危ないことは絶対にやめましょう。
ちなみに、下側からだと対向車(相手)からの目視とミラーの確認が非常に難儀します。
危険運転ダメ、絶対。
・・・まぁ、そんなこんなで通り抜けると、広い道が見えてくる。
福井県の今庄に向かう北国街道。
写真は進行方向と逆に撮っており、写真の奥左手の曲がり角が先程通ってきた道。
進行方向には山桜が咲いている。
これを見て、ああ・・・やっぱりシーズンなんだなぁと実感する。
まぁこのときの気温9度前後くらいだったけど。バイクだととっても寒い。
ここからは市街地に通じるなが~い道が続く。
正直同じような道なのでこれについては割愛。
実際に走ってみると、のんびり走れていいんだけどさ・・・。
でも、その長い道を抜けても、
今度はこういった田んぼと民家と町工場と小売系列店が延々と広がる。
実際にのんびり走っている分にはのどかでとてもいいんだけど、別の言い方すると見どころは特にない。
間違ってもらっては困るけど、実際に走る分にはのどかでとてもいいんだ。いいんだよ?
・・・で、この先ずっと走り抜けると国道8号線にクロスする。
お散歩(というかお散走?)ならクロスした国道8号線で戻ってもいいんだけど、今回はできるだけ短いコースに色んな要素を集約したい。
ってなわけで、今度は越前市のとある商店街へ順路を向けた。
GWらしからぬ静けさが広がる。(例によってこれは進行方向と逆側を映している。)
これを田舎の良い点と捉えるかそうじゃないと捉えるかは個人の問題だ。
まぁ、この場所まで来て少し進むと、国道365号線は一度途切れる。
そして、次に俺が向かうべきは福井県道4号線。そして、その後の国道305号線(越前海岸)。
途切れる国道365号線から逸れ向かった先は、
棚田広がる広陵とした農道。カントリーエレベーターも見えてやがる・・・。
あれ?このパターンどこかで見覚えがあるような・・・。まさかね。
あれれ~?対向車がまったくみえないぞぉ~?(某大人の頭脳の少年探偵風)
念の為に言うと、わざわざ写真を撮るために車が居ないタイミングを見計らって撮ったわけではありません。
マジでナチュラルにこんな感じ。恐るべし福井の県道。
そして、去年も幾度となく遭遇したあのパターンの像が脳裏に色濃く浮かび上がってきた。
ああ・・・。
やっぱりな。
いや、ごめんウソ。主線道はこっち。
険道チックな道に変わりはないけど。
どうやら、俺は某少年漫画雑誌ミステリーリポートのK記者が様々な超常現象と縁が切れないように(古いし、雑誌が変わっとる・・・)、この手の道とは縁が切れないようだ。
日本よ、これが福井県道4号線だ。
道中、ガードレールが路側にないとか途切れているということが常態化している俺には、最早慣れっこ。
まぁ、去年はもっと有名ですごい道もあったし、更に過去には路側が崩れて崖になっている道をすり抜けたこともあったので、こんなのは全然可愛いもんだ。
むしろ、こういった道でバイクのコントロールをミスすることよりも、実際問題は野生動物(特にクマ)とかに襲われないかのほうが気がかり。
だって、マジで対向車こないんだもん。
極めつけに下りに差し掛かった時点でポツリポツリと雨が滴り始めた。
これだけは何が何でも避けたいパターンだったが・・・まぁ来ちまったもんはしょうがないと割り切ることにした。
一応、道路案内の看板やら、グーグルマップでも調べたが、この先に進めば越前海岸に抜けられるはず・・・。
たとえ、険道チックな道でも一応アンテナは通っていたのが一縷の安心感。
あまりの道の整備のされてなさに疑心に陥りながらソロソロと道を進めて抜けた先は・・・
無事に海が見えてきた。
ここまで来ると対向車・・・というか、これまた山菜取りの車にいくつか出くわして、ほっと一息。
(ひょっとしてここは旧道的な扱いなのか?)
天候はあまり芳しくないが、空が晴れていると思ってご覧ください。
結構いいオーシャンビューだと思うんだけどねー。晴れていないとくすむね、やっぱり。
まぁここまで来たら、あとは国道305号線で海を横目に、敦賀まで戻るだけだ。
山合いを出たら心なしか、雨の滴りも感じなくなっていた。
途中休憩がてら止めた公園にて。
ここで少ないながらも地元民たちが海ではしゃいでいたのを目にしたものの、俺は冷えた体をなお一層震わせた。
昼間でもこの時期はさほど気温が前後しない、それが福井。(という勝手な俺の思い込み)
海辺の福井県民のバイタリティは実に目を見張る物がある。
なんにしても今年初の海岸線だ。
国道305号線は手軽に走れる長い海道。寒くても青空が出てればなぁ・・・。
それなりの数の観光バスとすれ違ったり見かけたりしたが、結構前から最大10連休となるとふれこまれていたGWの始まりが、まさかの思わしくない天候で始まろうとは一体誰が予想しただろうか。
食べ物のほか、美しい景観を記憶に残そうとやってきた観光客はさぞかし残念だっただろう。
俺も少し残念だ。
そのままひたすら越前海岸を走って、敦賀へ通じる道へ。
あ、さざなみ街道は寒さが身にしみるのでスルーしました。
脇の公園には南越前市の観光マップ。
どちらかといえば、これから南越前と越前へ行く人向けだと思う。
その後、国道8号線に合流して、敦賀へと向かう。
普段はめったに止めない道の駅・河野。
昼間は意外と景観がいいということを知る。
更に進むと海水浴場。
とはいえ、ここは結構穴場的なところで、芋洗い場になっている水晶浜とかとは違って、夏場でも程よい人加減で海水浴を楽しめる。(居るのは主に地元民と思わしき方々だけど)
いつもはツーリングの出かけしまに立ち寄ることもあるが、今回は帰り道。
通るだけなら帰りしまにも何度も通ることがあるが、大概いつも暗くなっているので、まず帰りに立ち寄ることはない。帰り道に撮っていくってのは実は結構レアだったりするかも。
敦賀の海岸道である8号線。
この道はもはや飽きるほど走っているので、一気に突っ切りいつもの湖岸のあの場所へと帰ってきた。
あ~、この道の駅の廃墟見ると安心するわぁ!
え?琵琶湖は?
・・・ああ、道を挟んで向こう側。
流石に毎回撮ってるのを何度もあげるのも億劫だし。
最後に今回のツーリングのまとめ。
シーズンスタートとして走ってみたけど、山道とか海とか辺りはこの時期でも結構寒い。
まぁそれが主たる理由なんだが、なんか色んな所を一気に端折ってしまった気がする。
これでも一応道を楽しんだ感はあるんだけど・・・。
うん、なんかやっぱり走り足りねぇ(´・ω・`)
まぁ、GWも俺は連休ではないとは言え(だって雨の日は仕事するからね・・・)それなりに長い。
今回足りなかったこの気持ちは次のツーリングで補えばいいだけだ。
幸いなことに本来のカレンダー通りの休日中は一応天気がよろしいらしい。
でもまぁやっぱり、これ系の記事を書いてる時にいつも思うが、酷道とか険道がなんやかんやで自分のツーリングの最中のときの気持ちの昂りのピークなんだよね。
これはいわゆる俺の運命力ってやつなのか、綿密にルートを考えて避けようとしたとしても、実際のツーリングのときには必ず1回や2回はぶち当たる。で、ぶち当たったときのそのたびにワクワクする。(自分は道のルーティングとバイクのライディングがものすごく下手だから、特に集中するのがそこだけって話じゃないだろうかとも思うけど。)
・・・とはいえ、あまりに酷道やら険道を走りすぎたせいか、タイヤと足回りに結構なダメージが溜まっているのは去年から感じるところでもある。
まぁ今年のシーズンオフ辺りにいい加減タイヤくらいの交換は考えるか。
使い切れるものは勿体無いので、使い切ってしまいたいけど。